願わくばまんまるく、徒然。

願わくば道端の石のように穏やかに、永遠の傍観者に。

子供に良いもの、子供だけに良いもの。

よく「子供向けでも本当に良い作品は大人が見ても素晴らしい」って言うけど、それは正しいと思う。
でも、逆の「大人が見ても素晴らしいと思える作品でなきゃ子供にとって本当に良いものじゃない」というのは、そうじゃないと思う。

要するに、「子供にとって良いもの」には、「大人がみても良いもの」「子供にしか良くない(良さがわからない)もの」がある。
後者は実際には軽視されがちだけど、大切なものだと思う。

アニメや漫画やおもちゃやゲームでも、大人はついつい自分たちも入り込めるものを子供に素晴らしいものとして勧めたがるけど、いや、それはそれでいいことなんだけど、子供のその年齢の時にしか響かないものってのも必ずあるわけで、そしてそういうものこそが子供の心の発達においてとても大事な役割を担ってるんじゃないか、と思ったりする。


Eテレや民放の子供向け番組やアニメを見ていると、中年の私でも面白く見られるものって結構、かなり多くて、クオリティー高いなーと感じる。まあ私はボーダーなわけで、一般的なまともな大人よりも入り込みやすいという理由はあるわけなんだけれども・・・
この間なんかアンパンマン」でうっかり本気泣きしちゃって、ヤバかったよね・・・
なんか、バイキンマンが作ったメカが雷に打たれて巨大化&狂暴化して、バイキンマンですら制御不能になっちゃって、そいつが象のメカなんだけど、鼻から汚れで固めてしまうものを噴射するんだけど、立ち向かう食パンマンやカレーパンマンもやられてしまって、パン焼き釜を積んだアンパンマンカーもやられてしまって、アンパンマンもボロボロになりながら、それでも圧倒的に勝ち目のない相手に何度も向かっていく・・・
効かないパンチを何度も繰り出すアンパンマンに、作者のやなせたかしさんのアンパンマンはどんな相手にも絶対に立ち向かっていく」というコンセプトを思い出し、目から滝ですよ。
絶対に勝てないのに・・・どうして向かっていくの。絶対に敵わないのに、どうして諦めないの。

ヤバい・・・これ打っててまた目の前が曇ってきましたよ・・・(´;ω;`)

何がお前をそうまでして突き動かす、アンパンマンよ・・・
・°・(ノД`)・°・ 


・・・まあ結局はもちろん、復活したアンパンマンカーでジャムおじさんとバタコさんが焼いた新しい顔でアンパンマンは元気百倍、その超巨大メカを一撃粉砕してめでたしめでたしになるわけですけれども。


で、それとは対照的に、Eテレの「プチプチアニメ」の「ティーチ」っていうやつが、私にはまったく意味が分からなくて、頭を捻る。
花を食べるのが好きな海賊の猿の台詞のない5分間の作品なんだけど、なんかシュールというか、後味がよくないというか、ストーリーと製作者の意図が分からない。
テーマに何を置いているのか。
細部はこだわっていて画面はおしゃれで魅力的なんだけど、ただそれだけなのか。
でも、これは私が一応大人だからわからないだけで、子供が見れば子供の心にとっては何か良い物を得られる作品なのかもしれない・・・と思った次第。
それは例えば画面から受ける印象とか、なんとなく心に残るとか、そんなものであってもいいんだよね。



↓全私が泣いたそのアンパンマン作品はこちら(´;ω;`)

それいけ!  アンパンマン とばせ!  希望のハンカチ [DVD]
 



 

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