願わくばまんまるく、徒然。

願わくば道端の石のように穏やかに、永遠の傍観者に。

「千と千尋の神隠し」はただ良質なおとぎ話である(˘ω˘)という話。

以前レンタルで見ているのだけれど、テレビをつけていたら始まったのをついつい見てしまった。
ちなみにジブリアニメファンではない私が、はっきり好きだと感じる少ない作品でもある(´ω`)
レビューとか感想とかはおこがましいですが、何となく思ったことを書いておきます。

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まず、この作品が「面白くない」という感想を述べている人について。
これは私自身のこの作品の「好き要素」を考えて思うことだが、そりゃ合わない人には合わないだろうよ…( ´_ゝ`)ということ(´ー`)

私自身は、もうこの「湯屋」という設定やその明治初期の遊郭末期を思わせるビジュアルが無条件で胸がときめく方の人間なので、そうじゃない人間にとってはつまらないだろうと思う。
あの魅力的な建物は在りし日の九龍城のように複雑に見える外側にも華やかな店内とは逆のうらびれた「世界の涯」のようなディストピア臭もあって(何となくラピュタの外壁も思わせる)、そしてストーリーのあらかたがその「中」で展開する話である、というのがいい。

それと、単純にこの話はローファンタジー作品であり、つまりもともと「この手のファンタジー」が好きじゃない人はそもそも乗れないんじゃないかとも思う。

ある意味、ひどく雑な枠で言えば「ネバーエンディングストーリー」や「ハリーポッター」なんかと基本的には同じジャンルであって、「その世界の造形や美術を楽しめる」感覚が必要な作品だと思うのだよね。

ローファンタジーでアニメでジュブナイルでおとぎ話なので、いくら制作側が色んなメタファーを込めたとしても、そこはほらおとぎ話(˘ω˘)b
整合性がどうなのか(゚Д゚)、理屈がわからない(゚Д゚)、どうなってそうなったの(゚Д゚)?…みたいな謎は、それはそれとして置いておくのが仕方ないと思うんですよ。そもそも設定がファンタジーなんだから(˘ω˘)
「桃太郎」で言うなら「なんで桃から人間が生まれるの?(゚Д゚)ドウヤッテ!?」と訊くようなものであって(˘ω˘) その後もいちいち「鬼って何なの?何から生まれてどんな存在なの?」なんて聞いていたらもうそれはおとぎ話じゃないわけでw

だから「なんで最後、千尋は豚の群に両親がいないって分かったの?」という疑問も野暮なものになるわけです。
この疑問の声には宮崎監督自身も答えているそうですが、そらそうだよね…という感じ(˘ω˘)
千尋は不思議な世界で色んな体験をし、経験と知識を得て、分かるようになった。分かるようになったから分かるんだ、っていうのがファンタジーであるわけで( ´_ゝ`)

だって、そこの疑問を言うなら例えばね、古今東西よくある、剣豪や武術の達人が後ろから狙われて「殺気!」とかいう描写も科学的におかしいわけでね。いやそれ超能力ですよ、と。
でも、それを言うのは野暮であって、たいていは「そのレベルまで厳しい修行を積んで分かるようになったから分かるんだな!すごいな!(゚д゚∗)」じゃないですか。それと同じ。

いえ私だって、そもそもはすっかりつまらない大人であるわけで、なんでハクにとって千尋だけが運命の出会いみたいな相手になっているんだろう?とは思いますよ( ´_ゝ`)
長く川やってりゃ(ちょっと変な表現)、靴でも何でも落とす子供は他にもいただろうし、その中には千尋のような女の子だって他にたくさんいただろうと思うわけですよ。
汚れつちまった大人としては「随分都合がいいナー( ´_ゝ`)」とは思うわけです。

けれど、結論として、おとぎ話なんだからそれでいいのです(˘ω˘)b

王子様とお姫様は運命で結ばれているのだから。

おとぎ話なので、最後もハッピーエンド派です。
湯婆婆の八つ裂きどうのこうの発言は単なる喩えだよ派( ´_ゝ`)
契約云々と言ってますが、あの世界は(おとぎ話なのでそれでいいんですが)論理性を突き詰めればガバガバなところが多々あるので。

ジブリファンでもなければ宮崎ファンでもないのでここらへんは分からないのですが、巨匠である人の作品ということで勝手に物凄い難解なテーマを練り込んでいるんじゃないかとか、物凄い深い哲学を込めているんじゃないかとか、見る前から抱きがちであると思っていて。
そりゃ色んなものが込められた素晴らしい作品であることは間違いないけれど、おとぎ話のファンタジーである、ということが大前提だと思うのです。

例えば、ジブリでも他の作品であれば、「えっえっこのトトロって何なの?一体どういった存在なの?実在してるの?それとも夢の話なの?」とか「ラピュタって何?雲の国なんてそんなん実在してるわけないじゃん!」とか、大真面目に疑問にはしないですよねw(´∀`)

あ、俳優が声優をすることに対しては私ははっきり反対派なので、この作品についてもそこだけは本当に嫌いだし不快です。聞き取りにくいんだよ!(゚Д゚)
アニメという、実際に唇が動く描写が省かれた映像には「全身で演技するプロ」の俳優じゃなく「声だけで演技することのプロ」であるプロ声優を使わないと、何喋ってるか聞き取りにくくてわかんないの!いい加減理解して欲しいよ!ヽ(`Д´)ノ

という駄話でした(´∀`)デハマタ



最後に、千尋がハクの背に乗って飛ぶシーンはまんま「日本昔ばなし」のOPの龍の子太郎でしたな…(´ー`)

 ぼうや~♪