願わくばまんまるく、徒然。

願わくば道端の石のように穏やかに、永遠の傍観者に。

誘拐された児童が無事戻ってきた事件の報道に強く思うこと

世の中には悪い人間はたくさんいるが、その中には一見悪人じゃないのに実は「他人を物のようにしか考えられない」というある種の「病気」を持った人間もいる。
そういう人間が自分より弱くて扱いやすい女性や子供を身勝手に拘束したり殺したりする事件が後を絶ちません。
最近も、長い間さらわれたままだった児童が自力で逃げて無事家族の元に戻ったということがありました。

 

例えば誘拐されていた期間が長いほど、無事だったと分かった時の世間の関心や報道が盛り上がるのは当然だと思うんですよ。無事保護されたというニュースが流れた時、多くの人が無事を知って一番喜んだであろう被害者の家族の心情とシンクロするように安堵と喜びを共有したと思うんですよね。

ただ、同じように懸念していた人も多いんじゃないかと思うんですが、その後の報道はもう控えてあげて欲しい。

助かって、無事に帰ってきたことはもちろん喜ばしいことですが、これは現実の事件であって絵本じゃない。現実の生身の人生なわけで、「無事に帰って来れました。めでたしめでたし」では当然終わらないことじゃないですか。
突然誘拐されてその間の長い長い時間を理不尽に奪われた被害児童と、その家族が乗り越えなきゃいけない困難はこれから本当に始まると思うんですよ。

なるべくそっとしてあげて欲しい。

児童に関する報道はもう見たくない。
「いついつから学校に復帰」「監禁されていた間の生活が徐々に明らかに」「児童と犯人がどうやって暮らしていたのか」…

こういった報道の見出しには怒りを覚えます。

そんなこと知りたいですか?

私は全然知りたくないですよ(゚д゚)

知らないでいてあげたい、と強く思います。
被害に遭ったまだ子供が一番忘れたい・消したいと思っているだろう出来事を、日本中の見知らぬ他人に知られてしまう。下手すれば一生。
どうしてそんな酷いことができるかなー。これは報道している方にも「他者への共感の薄い」犯人と同じような人間が多数いるとしか思えませんね(´ー`)

いや、犯人に関しての報道はそれはもう仕方ないと思うんですよね。事件の重さが重さなので。
それに付随してある程度児童の話題が出てしまうことも避けられないとは思います。

でも、明らかに「その情報世間に出す必要ある?」っていうプライベートな話(学校に復帰とか!ほんとそれはどーだっていいじゃん!そっとしといてやれよ!)が多すぎると感じるわけでね。

被害児童のプライベートに関すること、また監禁されていた間に関する話題はなるべく早く消えてくれればいいのにと思いますよ。
そういう内容は調査のためだけに警察などが知っていればいいだけで、一般人がそれを知る必要はないと私は考えます。*1


 

*1:もちろん誘拐された時の手口など、注意啓発に有効なこともあるとは思うんですが…

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