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願わくばまんまるく、徒然。

願わくば道端の石のように穏やかに、永遠の傍観者に。

夫のこと。3

日々徒然 自分語り 真面目な話 ボーダー(境界性パーソナリティー障害)

 →1→2 の続きです。

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夫の「性質」が単なる「性格」ではなくて「何か問題があるレベル」のものだとはっきり確信した(あくまで私の中で、です)のは三~四年前、結婚して四年目あたりだから、本当に分かりにくい性質なんだと思う。

前にも書いたことだが、長く一緒に暮らさないと、それも、夫婦という共同経営者として接していない限り、永遠に気付かれないかもしれない。

夫は相手(私)の提案を大抵喜んで受け入れる。
私が出した案には必ず「それでいいんじゃない」「それでいいよ」と同意する。
最初はすごくうまくいく。妻の考えを全く否定しないから。
でも、数年経つと違和感に気付き始める。
そして、更に進むと相手は理由の分からない疲労感とストレスを感じ始める。(★)

ふと感じたこと。
私は「もった」方なんじゃないか・・・と。
もしかしてだけど(もしかしてだけど~♪)、夫の前二人の妻は、まともだったからここまでもたなかったのじゃないか、と。

私が「もった」のだとすれば、それはきっと「長女であること」と「ボーダーであること」のおかげだ。
まず、私は長女気質の強い「三姉妹の長女」であり、責任をとること・責任を持って誰かのために何かをすることに慣れていること、そして誰かに従うよりも自分が指図をしたい性質が強いことがある。
次に、更に私は他人からの否定を受け入れられない「ボーダー」だ・・・
つまり、自分ですべてを決めて動かせる環境は、長女でしかもボーダーの私には一見理想的だったんだと思うんだよね(´ρ`)
これら二つが、過去二回結婚生活を破綻させている夫との結婚生活をここまでもたせてきた最大の要因だったんじゃないかと思っている。

しかし、それも7年、ここまでだった。
唯一弱みを晒し、最後の砦として頼れるはずの「夫」という存在に決して頼れない、という状況は、いくら(自分本位なボーダーで支配したがりの長女という厄介者界の最凶コンボの)私でも、結構なストレスになっていたのだと思う。カッコ内を改めて自覚するとちょっと凹むがw  orz

24時間、私の頭は考えなきゃいけないことがいくつも同時に存在し、だから些細な「横ヤリ」も激しいイライラをもたらした。常に頭の中がいっぱいで、当然だが、頭にも心にも余裕なんて一つもない。
更に我が家は貧乏だ。ただでさえ金の余裕は心の余裕だが、夫の会社は実はどうなるかわからない感じで来ている。
このご時世、どこのサラリーマンもそうかもしれないけれど、誰であれ少なくとも何となくは、折に触れて「この先自分はこうしていこうか」という漠然とした人生の道筋や予定、決意のようなものを意識して過ごしているんじゃないだろうか。しかも子供のいる一家の大黒柱なら、何となくの将来の目安、覚悟といったようなものは皆それなりに、考えたりしているものなんじゃないだろうか。

もちろん夫にはそんなものはないが・・・

夫から「どうなるかは分からないけど、今は俺はこうしたいと思っている」「一応、こんな予定で考えている」というような話を言われたことがただの一度もない。もちろん無言実行の人の「そういうの」では無論全然ない。
だから、ぶっちゃけ私はずっといつでも気を抜けない。外食もできなければ、おかずを買ってちょっと楽したり・・・も滅多にできない。
いつ何時、どうなるか分からないまま暮らしているから。
なんの目処も、これからの指標も、我が家にはないから。
いつでも、漂流する小舟のように生活している感覚しかない。しっかりした大地を踏みしめている実感はいつもない。

将来のことも、老後も、持ち家のことも、仕事も、何にも真剣に話したことがないばかりか、ちょっとした話題にもならない。
テレビでそんな内容が出た時などに私が話題を出してみても、夫は決まってうーんそうだよねー・・・等々、一瞬考え込むように黙るものの、黙ったまま、後は何にもない。(その内テレビを見たり寝たりするよ!)なので、もう私からはほとんど話題に出さない。

下手したら・・・

このまま行くと・・・


今後夫の仕事をどうするか(夫が仕事を続けるか辞めるか)さえも私が決断を迫られるようになるんじゃ・・・?((((゜д゜;))))


いやさすがにそんなことまではまさかね・・・へへ・・・へ・・・・・・

・・・と思いつつ、それが遠くなく現実になる恐怖も感じ始めていた、そんな矢先だった。

先週、(これが1の冒頭で書いた先日のことだが、)突然事態は動いた。

そう、それはもう、何百回目のブチ切れだっただろうか。

事の発端は先週の土曜日、三連休の一日目。息子のおやつがきっかけだった。
義実家が送ってくれた野菜などの荷物が届き、その中に苺大福が入っていた。添加物のほとんど入っていないものだったので、息子にも食べさせることにした。
餡子は過去に少し口にしたことはあるが、こんなにしっかり餡子菓子として食べるのは初めて。普段はあまり甘いものは食べていないし、量も一個全部はちょっと多いかなと思ったが、みんなで美味しいものを食べる喜びを味あわせたいと思い、息子のおやつはそれにした。
初めて食べる苺大福に息子は大喜び、口の周りを黒くしてニコニコしながら完食した。

それから30分くらいした午後4時頃、ちょっと他のことをしていた私がふと息子を見ると、なんとアンパンを食べていたんですよ。

(´∀`)・・・?

Σ(゜д゜)は!



アンパン(これも義母が入れてくれていたもの)は、息子と一緒にテレビに向かって座っていた夫も食べていた。
つまり、夫が自分が食べるついでに、多分欲しがった息子に勝手に食べさせていたんですよね。

ちょwwwwwいやいやいや!あんこなんか普段全く食べさせていないのに苺大福初めてやったし!!
苺大福だけでも十分多すぎるくらいの量と甘さなのに、更に甘いアンパン!なんで?!喰いすぎ!つか、息子の今日の必要食事量に占める甘味大杉!つかあんこ率大杉!!(゜д゜)

・・・案の定、夕飯はほとんど食べられず、これだけはという思いで作ったサラダだけすらも完食できなかったんですよ・・・激おこですよorz

そして、翌日。

最近息子は食べムラがあって、この日の昼食もあまり進まなかった。さすがにこれは是正せねばと、「おやつはなし。この残したお昼を夜も食べなさい」と言っておいた。
・・・しかしですね、なぜかまた午後四時頃ですね、おやつとしてなのかなんなのか分からないんですが、勝手にそれを食べて(夫が食べさせて)いたのです(゜д゜)
たまたまその時私は他の部屋にいて、気付かなかった。
居間に戻ったら冷蔵庫にしまっていたはずのその皿が出ていて、しかも食べた形跡はあるものの結局また少し残っていて、食べきれておらず、「おやつを抜いてお腹が空いているところに昼の食事を食べさせて完食させ、足りない栄養を補おう」と考えていた私はまた一から考え直さなくてはいけなくなった。こんな時間に喰わせてたらまた夕飯喰わないわけだし・・・。
おこ何とかファイヤーどころじゃないですよね(つか微妙に古いw)。
で、ここで爆発しましたよね。キレた私。

なぜかと言うと、「息子の食事は大人の自分たちと違い、一回一回がとても大切なものであり、私は一応きちんとそれを考えながらやっている。手を抜くとしてもトータルできちんと考えてしていることであり、食べ物飲み物は水やお茶以外は絶対に勝手にやらないでくれ、わからなかったらいちいち聞いてくれ」というようなことを、以前からしつこく頼んであるのだ。
結局、やっぱり夫はそういうことを何も聞いていない。聞く気がはなからないのだ。
一度ならまだしも二日連続でやられ、もういい加減無駄で不毛すぎると理解していたが、私はキレた。
キレッキレにキレまくった。

(゜д゜#)「アホか!アホが!」(濁点は正しいです)

・・・でも、これだけキレても、何を言っても、無駄なのはもう分かり切っている。
正直、キレるのも怒りを感じること自体にも、もう心底疲れた。
早く諦めてくんないかな、私の心。
あと2~3年もすれば結婚して10年。10年も経てば、さすがに諦めがつくかな・・・。早くそうなればいいのに。心から諦めてしまえれば、イライラなんてしなくてすむのに・・・。

そう思い、夫にもそのまま伝えた。
そして、「お願い、明日は(外へ)出てって」と言った。
連休でも三日間家の中から一歩も出ず(息子が風邪気味だった為)、私はイライラと不機嫌を撒き散らし、外は良い天気なのに家の中は真っ暗だ。こんな家庭あるか、と私は叫んだ。
「こんな家の中であなたの顔なんか見ていたくない!」と言った。

そして更に翌日、連休最終日。
遅く起きてみると、夫は朝から居間の隣の和室で(本棚がある)私の本を読んでいるようだった。(息子にはパンを食べさせてくれていた。)
普段はあまり見ない光景だが、しかし、こういう時になると殊勝に何かを調べたり向き合おうとするのはもう知っているから、別に気にしなかった。所詮その時だけだともすっかり分かっている。
何も話さなかった。
何度も書いたが、夫は私から話しかけない限り自分からは決して話しかけてこないのだ。

昼になっても動きを見せないので、とうとう「いつ行くの?」と言ってみた。「行くよ・・・」と言って、夫はすぐに出て行った。

その後、夕方になって帰ってきた夫は、相変わらず自分からは何も口を開こうとはしない。
そのうち息子の風呂の準備をし出し、入れてくれ(休日はお風呂が先)、それから夕飯になり、その後私は息子を寝かしつけ、戻ると夫はテレビを見ていた。何も言ってこないので、私も黙ったままパソコンに向かう。
しばらくそのまま時間が過ぎた後、私は風呂に入り、居間に戻ってくると夫の姿はもうなかった。まあ予想はしていたが、溜息が出た。
また、自分からは何一つそのことについては話すことはなく、私に何かを言われるまで普通の生活を続けるつもりなのだ。いつものように。これまで何百回も繰り返してきたように。
いつもそう。
そうやって逃げ続ける。

本当に汚い。

「いつものように何も言わないんですね。あなたは失望しました」と短いメールを打った。

すると、のそのそとやってきた。寝ていたわけじゃなく考えていた、と夫は言った。そして、
「・・・俺、やっぱりそうなんだ。決められないんだ。これなんだよ・・・」
と言って夫が差し出したのは、今朝見ていた私の本らしい。『パーソナリティー障害』



「この、依存性か回避性・・・ってやつだと思う」

は?・・・
私、(゜д゜)ポカン。

予想外の言葉が飛び出してきたので、ポカンとする私に、夫は口ごもるようにたどたどしく、ゆっくりと言葉を続けた。

「テストがほとんど〇だった」

そう言われて本に載っている該当のパーソナリティー障害の項目を見ると、しっくり腑に落ちた。上の方で赤で書いた部分(★)など、特に。私は自分に関係しそうなところしか見ていなかったから、特に依存性の項目など(←私には絶対に当てはまらない)初めて読んだ。
本人は巻末の「自己診断シート(DSM-Ⅳに準拠)」をチェックしたらしい。本人の言うとおり確認すると、そこにはどちらも8~9割〇がつけられていた。
両者の特徴的なポイントとして、本から引用したそのシートを以下に記す。

【回避性】

  • 断られたり、けなされると厭なので、人付き合いの多い職場には就きたくない。
  • 自分に好意を持っていない人とは、あまり関わりたくない
  • 嫌われたらいけないので、親しい人とも、自分を抑えて付き合う方だ
  • 馬鹿にされたり、仲間はずれにされないか、いつも不安である。
  • 人に会ったり、出かける約束を、直前になってキャンセルすることがよくある
  • どうせ自分には魅力がないので、あまり人に好かれないと思う。
  • 新しいことをしようとすると、うまくいかないのではと不安になって、実行しないうちに諦めてしまうことがよくある


【依存性】

  • 些細なことも、自分だけでは決められない方だ
  • 肝心なことや面倒なことは、人にやってもらうことが多い
  • 頼まれると、イヤとは言えず、つい応じてしまう
  • ものごとを自分で計画して、率先してやるよりも、人の後からついていく方が性に合っている
  • 相手によく思われようと、本当はやりたくないことまでやってしまうことがある
  • 自分一人では、生きていく自信がない
  • 恋人や友人と別れると、すぐ代わりの人を求める方だ
  • 大切な人に見捨てられないか不安である


夫は、依存性or回避性パーソナリティー障害かもしれなかった。

私は境界性だけど、夫は依存性だった。


夫婦二人とも人格障害って・・・orz



というオチの話でしたw(´∀`)


とりあえずその日はもう遅かったので私は寝た。
布団に入って、息子のことを考えて絶望感で頭の中が真っ暗になった。
・・・が、少しすると、「いや、わかったんだから良かったじゃないか」と考えを改めた。
そうだ。実際何が変わるわけじゃない。逆に、分かったんだから、良かったのだ。対策を考えることができる。息子のために。
何とか言い聞かせようとしたわけじゃなく、心からそう思えた。

何より、夫が自分でその答え(可能性)を見つけてきた、ということがとても大きなことであるように思え、嬉しかった。
パーソナリティー障害が本当にそうなのかどうか、そこは分からないとしても、あの夫が、自分一人で、自分の中の問題を見つめようとし、その結果を見せてくれた。(図書館ではそれ関係の本を調べていたらしい)
それは思ってもみなかった嬉しい想定外だった。

――――――――

さてその後、私は改めて私と夫について考えてみた。

要するに、私たち夫婦はこれまで「共依存」だったんじゃないだろうか。

夫と出会った時、当たり前だが30代でバツ2というのが気になった。だが話を聞いて「まあそういうこともあるだろうな」と納得できたので、一緒になった。
1の最後の方にも少し書いたが、前二人の女性が夫と別れた理由が「分かった」ような気がした。そもそもの心が離れて行った原因は表向きは「性格の不一致」「価値観のズレ」としか言いようのないものだったんじゃないか。そしてそれこそ、もしかして「夫の "回避性or依存性パーソナリティー障害による性質" に起因する、夫婦の心の乖離」が、根底にあったんじゃないか、と・・・。
私だけが、たまたま長女気質の強いボーダーで、たまたま「共依存」という関係を作れたからこそ、ここまでもったのだと。
だって、夫には本当に何一つ頼れないのだ。夫なのに、肝心な大切なことを決めなきゃいけない時に、何も頼ることができない。何も決めてくれない。
普通のまともな女性ならもっと早く離れているだろう。そして実際にそうなってきたのだから。(前二人の女性が両方とも精神的に健康な女性だったと仮定すればだけど。)

もっとも、文脈的には一見矛盾するようだが、もし私がボーダーでなかったら、一生気付かないまま、この「共依存」関係が続いていたかもしれない。そしてもしかしたらお互いが幸せならそっちの方が良かったんじゃないかという気もする。分からないけど。
しかし、ボーダーは本来、依存体質だ。その依存が天邪鬼で分かりにくいというだけで、可愛く言うならボーダーは過激な真性ツンデレだ。可愛く言おうとすんなよw
本来依存体質であるはずのボーダー妻が、依存することを過度に抑制され(何せ夫は真性のデレデレの依存体質だったw)、長女の責任感だけに頼る形で何年もきた結果、ついに限界がきたのが今。ちょうど結婚8年目に入ったところだった・・・、というわけですね。

限界に達した私が感じていた、理由の全く分からない疲労と激しいイライラ。
それが合図だったのだなと。つくづく人間は脳より体の方がよほど心を司っている。体は正直だ。
よく「脳はバカだ」という言い方をされる。脳はバカだけど、体は素直に心を伝える。私は心身症パニック障害持ちでそのことをよく分かっているはずなのに、なかなか気付けなかった。きっと私の強固な長女気質とモラルのせいなんだろう。
いくら考えても、壊れていく夫婦関係・家庭の明確な原因がわからないでいたが、私の疲労感とイライラはもしや常に何かを考えているからで、それは夫がしないから私が全部負っている思考量の問題で、すべてを私のせいだと思っていたが、そうじゃないんじゃないか・・・だから夫に対して最もイライラするんじゃないか、と思い当たってからも、それは自分に都合の良いようにこじつけているだけなんじゃないか、という可能性が常に頭にあり、そう考えるのを抑え込んでいた。

・・・私はボーダーで自分本位なところがあるので、こういう風によくよく意識して気をつけていないと、つい自分にとって都合が良いように考えてしまうのです(´д`)
(ただ私には「そうするのは良くないことだ」というモラルだけは何故かやたらめったらあって、だからこそいつも無駄に辛いと感じるばかりだったり、そのボーダーの自分本位な性質と長女のモラリスト気質とがまるっきり正反対であるため、私の心はガチャガチャになっているというわけだったりするんですけれどもorz)


→4へ続く

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