願わくばまんまるく、徒然。

願わくば道端の石のように穏やかに、永遠の傍観者に。

「得が好き」か、「損が嫌い」か。

自分てだめだなーと思うことは山ほどあってうんざりするが、その一つに「損することを嫌う」性質がある。

「得や損が一切なーんにも気にならない人」以外、ほとんど全ての「なるべくならお得な方がいい人」の心理というものは、実際は二つに分けられるんじゃないかと思うんですよ。
「得をしたいタイプ」「損をしたくないタイプ」か。
一見両者は似ているんだけど、どちらに当てはまるかによって現実の行動原理は大きく異なるような気がする。

 

私はもちろん後者で、「特別得しなくてもいいから、とにかく他の人と比べて自分だけが損をしているということは耐えられない」というタイプ。
自分だけ得をしたい、という感覚はほとんどないのが特徴。
とにかく損をしなきゃいい。
だから『お得なクーポン』とかにはそれほど熱くならない。たまたまあれば使う、という感じ。
妹は逆。「得をしたい」というタイプなので、お得に使えるクーポン命。クーポンがないから買わない、という時すらある。
しかし、例えばある商品が期間限定で安くなっていて、自分が訪れた時はそれが終了した直後だった・・・というような場合。私は激しく落ち込むが、妹はそれほど気にしない。
私は「少し前に来ていれば安く買えたものを本来の高い値段で買う=安く買えた人に比べて自分は損をした」と捉えて落ち込むが、得をしたいタイプの妹は何故か「お得に買えなかった」と落ち込まないのだ。
ここの違いが面白い。

四月に消費税が上がった時、買い溜めに熱くなったのはもしかすると私と同様に「損したくない」方の人だったんではないかと思ったりする。
「ストックがなくなった時に消費税が上がっていて、同じ商品を高く買わなきゃいけなくなること」は、私にはどうしても損にしか感じられなかった。
反面、妹にとっては「買い溜めをすることはお得なことである」という感覚は弱かったそうで(もちろんそれなりの資金があればやっただろうとは言ってた。でも私のように少々金を借りてでも買い貯めろとまでは全然思えなかったらしい)、ほとんど買い溜めはしなかったらしい。

損することを恐れる人は、どちらかと言えばあまり行動をしない。行動をしたことで得をする可能性よりも、損をしてしまう危険性の方をより重視するからだ。
得をしたいタイプより、損をしたくないタイプの方が保守的と言っていいかもしれない。

また、私は基本的にギャンブルが大好きなタチなんだけど(ギャンブル好きかどうかというのは持って生まれたものだと思う・・・。ただのゲームが何かを賭けた瞬間に突然血が沸き立つという感覚はギャンブル好きなら分かるはずw)、若い頃はそれなりにハマったりやられたりしつつも、身を持ち崩すことはもちろん習慣として依存してしまうところまでも全く行かず、今も完全にギャンブルから離れた生活をしていても一切何とも思わないのは、この「損することを嫌う」性質のおかげだと思っている。
ギャンブルで勝って得をする喜びよりも、負けて損をする苦痛の方が遥かに激しく巨大なのです・・・。
だから逆に、ギャンブルにハマって身を持ち崩してしまうような人はきっと「損したくない」タイプじゃなく「得をしたい」タイプなんじゃないかなーと思う。損をする可能性があっても、得をする可能性があれば一攫千金を狙ってしまう、んじゃないか・・・

かようにどっちにもそれぞれ長所や短所があるわけだけれども、私自身についてだけ言えば、あまりに損を恐れる気持ちが強くありすぎて、「自分からは動かざるを得ない状況になるまで好んでは決して動かない」という引きこもりにとって最強の性質になってしまっていて、これはなんとか変えられないものか・・・と嘆息している次第です
(´д`)

ついでに、我が家は家運が悪いんだけど、これが半端なく強いストレスになるのもこの「損が嫌い」という性質故だろうという気がする。
「同じ家賃を払っているのにうちだけが家の機能を正常に利用できていない」と感じるわけです。他の家と同じ家賃を払っているのに、という前提を重要視するところがミソ。
決して「自分たち家族自身にとってどうか」ということが第一の基準にならない。
ここはボーダーの性質も大きいかなーと思う。やっぱり。




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